125.戦いは数だよ兄貴
株を買うときに「値上がりする銘柄を選ぶことが出来るか」はもちろん大事だけど、それと同じくらい大事なのが「どれだけ大量に株を買い付けるか」だ。
例えば買った後に2倍になる銘柄Xを、Aさんは100株買ったとする。Bさんはその銘柄に気づくのが遅れて50%上がった後に200株買ったとする。
そうすると二人とも同じ利益を得られることになる。50%上がった後にようやく銘柄Xを買うBさんはAさんにくらべて少量の利益しか得られないかというと、そんなことはなくて200株というAさんの2倍の数を買うだけでAさんと同じ利益を得られるのだ。
それどころか、50%上がった後にBさんが300株買っていれば、むしろBさんの方が得る利益は大きい。
「この銘柄乗り遅れたな」と思っても、大量に買い付けることで十分利益を得られる。
もちろん、銘柄Xが上がり始める前に出来るだけ多く株を買うのが一番の理想だけど。
だから株を買うときは、分割して買うにせよ、まとめて買うにせよ、最終的には大量に買い付けることを前提としないといけない。
バフェットも「分散投資は資産を守る。集中投資は資産を創る」と言っている通り、資産を減らしたくないなら分散投資でいいんだけど、資産を増やしたいなら集中投資をしなければならない。
大量に買い付ける程自信が持てない銘柄であれば、そもそもその株を買うべきではない。
戦いは数だよ兄貴。
次回、126.経済合理性で言えばNISAではインデックス投資、次点で配当金目的投資が正解だと思われるが、なぜ優待目的投資をするのか。