80.少し含み損になったくらいですぐ不安になるのは調査が足りてない
もしあなたが2%や3%程度の含み損で「この株をこのまま持ち続けていいのか?」とすぐに不安になるのなら、そもそもその株への調査が足りていない。
株を購入するときには、事前に「この銘柄はとても良い銘柄だから、購入して株価が下がったら、むしろ買い増しするぞ」ほどの自信が持てるくらいに調査しないといけない。
つまり、その株に投資する投資根拠に自分なりに納得できていないといけない。
例えば「この会社が新しく始めた商売が調子いいんだよね」とか「既存店売上が調子いいんだよね」とか「ストック事業だから、利益が順調に積み上がるんだよね」とか。
何か難しい根拠が必要なわけじゃなくて、例えば「決算説明資料に『次回の決算からうちの会社はめちゃくちゃ良い業績になる』って書いてあったから」みたいなのでも良い。私も実際にこの根拠で株を買って儲かったことがあるし。
ただし、かといって損切りすべき状況になったらちゃんと損切りすべきだけど。そうだね。いい塩梅(あんばい)が難しいよね。頑張って。
ただ、もし少しの含み損ですぐ不安になる傾向があるなら、もうちょっと株の調査に時間をかけた方が良い。
あ、でも37.長期投資に損切りは必要か?でも話したけど、ファンダメンタルズ分析投資家の人で「購入タイミングだけテクニカル分析でタイミングを計って購入し、一円でも含み損になったら即損切りする」っていう人もいるから、もし含み損が苦手なら、この手法をマネても良いかもしれない。