67.お金持ちにもお金にコントロールされている人がいる
なんか世の中でよくこんな話を聞きます。
- 貧乏な人はお金にコントロールされている
- お金持ちはお金をコントロールしている
ただ、実は世の中にはお金持ちなのにお金にコントロールされている人も結構います。
「お金」というのは「自分の人生の幸福を増やすために使うもの」もしくは「自分の人生の不幸を減らすために使うもの」です。
つまり「お金」というのは手段であって目的そのものではないのです。
世の中のニュースを見てると「政治家が賄賂(わいろ)をもらって逮捕」とか「理事長が裏金を作って逮捕」みたいなものが結構あります。
政治家とか理事長って多分一般の人よりも充分お金持ちなのに、それでも賄賂をもらってしまうんだなーと思います。お金を得るために罪を犯している時点で、その人はお金をコントロールしているのではなくお金にコントロールされていると思います。
なぜなら罪を犯している時点で、逮捕されるリスクが発生しているからです。つまり、「自分の人生の幸福を減らす」リスク、「自分の人生の不幸を増やす」リスクをとってまで、「お金」を手に入れようとしているのです。お金を「目的」としてしまっているのです。
もう一度言いますが「お金」というのは「自分の人生の幸福を増やすために使うもの」もしくは「自分の人生の不幸を減らすために使うもの」つまり手段であって目的そのものではないのです。
世の中にたまに「悪いことをしなければお金持ちになれない」と誤解をしている人がいますが、お金持ちになるために必要なことは「リスクを取ること」であって「悪いことをすること」ではありません。
悪いことをせずとも、リスクを取れば法律を守りながらお金を得ること、お金持ちになることは可能なのです。
だからみんなもいつの間にか「お金」が手段ではなく目的になってしまわないように気をつけてね。
次回、68.なぜFIREは失敗するのか。