189.リスクテイクする能力とリスクコントロールする能力
株式投資で儲けるにはリスクテイクする能力とリスクコントロールする能力が必要だ。
リスクテイクする能力とは「リスクを取る」能力のことだ。人間には、そもそも「リスクを取ることが出来ない人間」というのがいる。「リスクを取る能力」は株式投資を始める時の最低限の能力だ。
そして株式投資初心者が間違うのは「リスクテイクする能力さえあれば、株式投資で儲けられるのでは」という誤解である。
リスクテイクしても利益を得られるとは限らない。だってそもそもそれには「リスク」があるからだ。大損失で終わる場合もあるだろう。
だから株式投資にもうひとつ必要な能力が「リスクコントロール」の能力だ。
リスクを取らなすぎると、死にはしないけどほとんど利益を得ることが出来ない。
逆にリスクを取り過ぎると、莫大な利益を得る可能性があるが、一撃で死ぬ可能性もある。
そして、万人にとっての正解のリスクの取り方というものはないと思う。あるリスクの取り方は、ある人にとっては正解だけど、別の人にとっては不正解ということも普通にあるだろう。
私は「資産の90%~95%を株式投資に使う代わりに、信用取引を使わない」というリスクの取り方をしているのだけど、ある人にとっては「それはリスクの取りすぎ」というだろうし、別の人にとっては「リスクを取らなさすぎ」とされるかもしれない。
つまり「リスクコントロールの能力」というのは「自分にとって最適なリスクの取り方が大体わかる」という能力のことだと思う。そして「リスクテイクの能力」はあるけれど、「リスクコントロールの能力」は無い人が、株式投資で大損して退場していくか、もしくはリスクは取れてもほとんど利益を得られなかったりするのだと思う。
そして実際に「リスクテイク」しないと、そもそも自分に「リスクコントロール」の能力があるかどうか分からないものな気がする。
そして「リスクコントロールする能力」自体は頭の良さと直接な関係性はない気がする。頭が良いからと言って、必ずしもリスクコントロールする能力があるわけではないし、逆に頭が悪いからと言って、必ずしもリスクコントロールする能力が無いわけではないと思う。
だから株式投資に初めて手を出す人は「株に手を出す」というリスクに手を出すと同時に、「自分にリスクコントロールする能力があるという方に賭ける」というリスクにも手を出している。