カブハル

「サラリーマン」と言う言葉を久しぶりに聞いた気がする。

牛

53.なぜサラリーマンはお金持ちになれないのか

なぜサラリーマンはお金持ちになれないのか。なぜならサラリーマンは「時給の世界」に住んでいるからです。基本的に「何時間働いたか」で給料が決まるからです。

「いや、うちは能力に応じて給料が増える能力給をもらってる」「いや、うちは年齢に応じて給料が増える年齢給をもらってる」って思う人もいるでしょう。

皆さんが「時給の世界」に住んでいる証拠は、基本的に月給が大体決まっていることです。例えば「売上がめちゃくちゃ良かったので今月の皆の給料は先月の2倍な!」ってことは無いですし、「売上がめちゃくちゃ悪かったから、今月の皆の給料は先月の半分にするわ!」ってことも無いでしょう。さらに残業すると残業代がもらえるし。

そして「時給の世界」に住んでいる限りお金持ちになれない理由は、「何時間働いたか」で給料が決まるということは一日で稼げるお金に上限があるからです。「一日は24時間」だからです。

つまり、あなたが例えメチャクチャ死ぬ気で一日中働いたとしても、一日で稼げるお金の上限は「24時間分の給料」であって、それ以上の給料はもらえません。

そして、お金持ちになるためには「時間あたりに稼げるお金の上限を無くす」必要があります。

その方法が「起業」「不動産投資」「株式投資」です。

例えば起業で稼げるお金は「何時間働いたか」で決まるのではなく、「商品販売個数(どれだけ商品が売れたか)」で決まります。「販売個数」を増やしさえすれば、一日あたりで稼げるお金に上限はありません。

例えば不動産投資で稼げるお金は「何時間働いたか」で決まるのではなく、「持ち不動産戸数(どれだけ不動産を持って家賃を手に入れるか)」で決まります。「戸数」を増やしさえすれば、一日あたりで稼げるお金に上限はありません。

そして株式投資は「時給の世界」ではなく「年利の世界」です。「年利の世界」の面白いところは「起業」「不動産投資」と異なり、複利が利く――つまり、投資をして資産を増やせば増やすほど、ますます資産が増える勢いが増すということです。100万円を年利20%で運用すれば「年20万円」稼ぐことが出来、1000万円を年利20%で運用すれば「年200万円」稼ぐことが出来、1億円を年利20%で運用すれば「年2000万円」稼ぐことが出来ます。

株式投資は一度基本的な勝ち方を覚えさえすれば、投資で増やしたお金を投資元本に追加することでお金を増やすのがどんどん楽になります。逆に言えば、株式投資で一番つらい時期というのは、株式投資を始めた直後の、資産が少ない時です。

100万円で株式投資を始めた皆さんは、年利20%で運用できて20万円稼いだ後に思うでしょう。「一年間頑張って投資して、たった20万円しか稼げなかった。年利的には凄いのは分かるし、お金を増やしさえすれば段々複利が利いてくるのも頭では理解できるけど、正直、実感としてはお金持ちになれる気が全然しない」分かる。分かるぞ、その気持ち。でもその道は今資産が数千万円、数億円持っている人もみんな通った道なので疑いながらも地道に頑張ってほしい。

また、上記の株式投資の理論を勘違いする人がいて「大金を持っていさえすれば、株式投資で誰でも勝てる」と思っている人がいる。株式投資で大事なのは「大金を持っている」ことではなくて「勝ち方を知っている」ことだ。大金を持って株式投資を始めても、株で勝つことが出来なければ、当然お金は減り続ける。

「起業」「不動産投資」「株式投資」のことを「この世界にはバグがある」と表現する人がいる。普通に人生をプレーしてもお金持ちになれることは決してない。だが「起業」「不動産投資」「株式投資」という「この世界のバグ」に手を出せば、私達はお金持ちになれるのだ。

だが、この文章を読んでいる皆さんが「へー、お金持ちになるために必要なのは『起業』か『不動産投資』か『株式投資』のどれかに手を出すことなんだなー」と理解しても、結局ほとんどの人が手を出さないのは、これらにはリスクがあるからだ。お金持ちになるのに必要なのは「リスクを取ること」だ。そして皆さんも知っての通り、これらのリスクに手を出して人生を破滅させた人はたくさんいる。

私も株式投資のコンテンツを作成してはいるものの「株式投資は万人に勧められるものではないな」と思っている。あなたが人生を破滅させても私は責任を持てない。

お金持ちになる為に必要なのは「頭の良さ」でもなく「性格の良さ」でもなく「リスクを取ること」だ。

そして「リスクをとってでもお金持ちになりたい」と思える人のみが、ようやくお金持ちへのスタートラインに立てるのだ。

次回、54.株式投資で最も重要な技術は「損切りする能力」