カブハル

年利30%以上を一時的に取るのは簡単だけど、毎年毎年安定して年利30%以上を取るのが難しいんだよ。

牛

63.バフェットが年利30%くらいってことは年利30%以上を取るのは難しいの?

「バフェットが年利30%くらいってことは年利30%以上を取るのは難しいの?」と株式投資初心者の方は思うかもしれないので、今回はこれに答えます。

結論から言うと、年利30%以上を取るのは難しくありません。

株式投資初心者でも運が良いと年利30%以上を取ることはよくあるし、それどころかアベノミクスみたいな景気が良い時はたくさんの人が年利30%以上の成績を残すことも珍しくありません。

じゃあバフェットさんは一体何がすごいのか?

バフェットさんがすごいのは、毎年毎年安定して年利20%〜30%くらいの投資成績を出していて、それをずっと長年続けていることが凄いのです。

62.信用取引は勧めないで「年利7%出すと天才と言われるレベル」と言う説明をして、「年利7%なんて簡単に出せるけどな」と誤解を与えてしまったならごめんなさいなんだけど、私が言いたかったのは「年利7%を出すのが天才」と言いたかったわけではなくて「毎年毎年安定して年利7%以上の成績を残すと天才と言われるレベル」と言うことを言いたかった。

つまり投資の天才っていうのは、一時的に良い成績を残すことではなくて、毎年毎年安定して高い成績を残す人のことなのです。毎年毎年安定して高い成績を残すと複利が効きますしね。

そしてバフェットさんの場合はこの「毎年毎年安定して」のレベルが年利20%〜30%という驚異的なレベルなので世界一の投資家になったのです。凄いね。

逆にいえば、私たち普通の人は一時的になら年利30%以上を取れるけど、調子が悪かったり、不景気の時は普通にマイナスの成績を取ってしまい、複利の効果を十分発揮できないのです。なので、長年株式投資をしていれば「毎年安定して年利20%以上を取るって難しいな」ということが分かります。

こういう話を聞くと「一年で資産を二倍にしなければ」みたいな極端な考え方や無理な投資方法をしなくなり「なんか今年の投資成績は年利20%だったわ。まあまあ順調だわ」みたいな考え方ができるようになります。

次回、64.動意づいている株を買うべきか動意づいていない株を買うべきか