カブハル

誤差の範囲は言いすぎたかも。

牛

44.株式投資で成功する方法

株式投資で成功するためには

まず、損切りすることが出来、

次に、利益を伸ばすことが出来、

最後に、充分なリスクを取ることが出来

さえすれば、具体的にどの投資方法を選択するか(割安株投資、成長株投資、テクニカル分析投資、モメンタム投資 etc)は誤差の範囲だと思う。

「まず、損切りすることが出来」について。

上手に負ける能力(損が小さいうちに損切りする能力)は、上手に勝つ能力(利益を伸ばす能力)よりも重要だ。株式投資で成功している人で、損切りが出来ない人なんていない。もしあなたが「経験としてやってみたい」という理由で株式投資をやっているなら、損切りが出来なくても問題ない。もしあなたが「お金持ちになりたい」という理由で株式投資をやっているなら、損切りが出来ないあなたには株式投資でお金持ちになる才能が無いので、お金持ちになるための別の方法(不動産投資、起業など)を採ることを勧める。

「次に、利益を伸ばすことが出来」について。

含み益が出来た株は出来るだけ持ち続けて含み益を増やせ。プロスペクト理論を攻略しろ。損を限定することが出来、利益を伸ばすことが出来る時点で、あなたの投資結果は基本的にプラスになるはずなので、具体的にどの投資方法を選択するか(割安株投資、成長株投資、テクニカル分析投資、モメンタム投資 etc)は、勝手に好きなものを選べばいい。

「最後に、充分なリスクを取ることが出来」について。

分散投資家の不思議な言葉に「ある銘柄で失敗したけど、分散投資だから無視できるほどの小さな損失で済んだ」というのがある。「失敗しても無視できるほどの小さな損失」になる程度の小さな金額しかベットしていないとしたら、「成功しても無視できるほどの小さな利益」にしかならないということだ。「無視できるほどの小さな損失」か「無視できるほどの小さな利益」しか生まないとしたら、そもそもその投資に意味はない。投資をするなら意味のある投資をしろ。大金を賭けろ。少数の銘柄に集中投資しろ。理想的にはあなたの総資産の90%を投資に使え。銘柄は多くても5銘柄までにしろ。集中投資過激派の中には「1銘柄に集中投資をしろ」という人さえいる。インデックス投資家は「どの銘柄を買うべきかは重要ではない。自分の総資産の何割を『株』というカテゴリに投資するかの方が重要だ」と言うが、集中投資では銘柄選びが全てだ。あなたがどの銘柄を買い、どの銘柄を買わないかであなたの成績が決まる。死ぬほど銘柄を調べて、巨額を賭けろ。リスクを取れ。充分なリスクを取らなければ、充分なリターンは得られない。

次回、45.株式投資は孤独なゲーム