96.江戸/明治あたりの真偽あやふやな優待に関する話(おそらく作り話)
今回は、私の記憶が確かならば大学生時代に授業で教授から聞いた優待に関する話をしよう。ただ、今ネットで調べるとそんな情報は一切出てこないので、おそらく誰かが作った作り話だと思う。でもまあまあ面白い話なので話します。
時代は江戸時代から明治時代に切り替わったあたりの頃。
基本的に(元)士族(当時の武士階級)の人たちは困窮していました。日々の食べ物にさえ困っていました。黒船来航から何やかんやあって商業が発達してきたけど士族は別に商売得意じゃないし。後に西南戦争が起きることからも、どれだけ士族が困窮し、鬱憤が溜まっていたかを推測できると思います。
そこである士族が士族の権利を高値で売りました。当時は「士族」というのは実質は伴っていないけど、ブランドはあったんですね。
そして手に入れたお金で、今度は「お米」を優待としてもらえる株をたくさん購入しました。当時「お米」は「お金」とまあまあニアリーイコールですし。
優待として「お米」をたくさんもらえるようになった結果、その士族は死ぬまで食べ物に困らなかったそうです。めでたしめでたし。
というのが当時、学生時代の私が聞いた話です。私の記憶が確かならば。
でも今ネットで調べたら、教授が話したこの話はどこにもないし、そもそも「士族」という地位が売り買いできるかも怪しいし、当時まだ「お米」が「お金」とニアリーイコールだったかも怪しい。
なので多分誰かが作った作り話だと思う。でも、ストーリーとしては面白い。
今からインフレが来るとか来ないとかインフレ退治できたとかできないとかよく聞きますが、これからインフレが来るとするとお金の価値よりも物の価値の方が高くなるので、皆さんも今のうちに配当金じゃなくて「お米」の優待商品をもらえる株を買っておいた方がいいかもよ。インフレが滅茶苦茶進むと、お金で食べ物を買うことさえ難しくなるかもしれないし。
私も優待がもらえるなら基本的には食べ物の優待が好き。