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98.単元未満株が楽しい

今日は単元未満株が楽しいという話をしたい。

私は以前から「EPSが右肩上がりで、かつ配当金も右肩上がりに増やしている株の銘柄を、薄く広く単元未満株で購入して永久保有する、という方法は結構優位性があるのでは」という話をしている。

ただ私、正直なところ言ってるだけで、自分自身は「配当金を得ることのみを目的に、永久保有を前提として単元未満株で株を購入する」という投資法をしていなかった。そういうのに手を出すお金があるなら集中投資にお金を使いたいなー、と思っていたので。

でも「せっかく自分のサイトで自分でこう言ってるんだから自分自身実際にやってみよう」と思って、今年の前半から配当金を目的に永久保有を前提として増配傾向の株を薄く広く単元未満株で購入する、ということをやってみた。

投資法として優位性があるかどうかは正直10年くらい経たないと分からないけど、私が言いたいのは「単元未満株を永久保有を前提として購入するのは楽しい」ということです。

私の場合単元未満株で100種類くらいの銘柄を購入したのですが、毎日上下する株を見ているだけで、とても楽しい。

100種類もの銘柄を購入すると、良い銘柄なことは分かってるけど集中投資するほどではないしなーという銘柄、PERとPBRが高過ぎるなーという銘柄、普段は購入しないような銘柄を買うことになるので、そういうのを購入して日々の値動きを見ていると新しい発見がある。ぜひやってみてほしい。

「100種類の銘柄を購入する」と聞くと、ものすごい高額なお金が必要な気がするけど、全部を1口ずつ購入すれば、普通に株を購入するとき(100口)とほぼ変わらない金額で購入できる。

むしろ、最初は「1口ずつを大体100種類くらい購入する」という投資法で単元未満株に手を出して欲しい。私はなんとなく気分で1口購入したり3口購入したり10口購入したりしてしまいましたが「最初は全部1口ずつで購入すればよかったなあ」という反省があります。

さらに永久保有を前提としているので、利確や損切りのタイミングを図る必要がなく、精神的にとても楽です。ただただ自分が購入した銘柄が日々上下するのを愛でるだけで良い。

ちなみに私の場合は

を主軸として、あとはROAの大きい順でROAの大きい中から100銘柄くらい選んで投資しました。ただ、もしあなたが実際にやってみる場合は「ROAの大きい順」ではなくて「ROEの大きい順」や「PERの小さい順」「PBRの小さい順」「時価総額の小さい順」「時価総額の大きい順」などを軸にしてもいいですし、それぞれから少しずつ購入する、としてもいいと思います。

ちなみにSBI証券では単元未満株の購入手数料は無料です(2023年5月18日現在)。売却手数料はかかるけど、基本的には売却しないし。

学術的にはインデックス投資が正解なんだろうけど、「楽しさ」という点においては単元未満株の方が遥かに楽しい。

だから正直、来年からの新NISAではつみたて投資枠ではインデックス投資をするけど成長投資枠では単元未満株をやろうかと思ってる。理由は「楽しいから」。

なお、この投資法の最大の弱点は保有銘柄のポートフォリオの画面がめちゃくちゃ見づらくなることです。

次回、99.業種別の勝ち組企業の探し方