126.経済合理性で言えばNISAではインデックス投資、次点で配当金目的投資が正解だと思われるが、なぜ優待目的投資をするのか
回答は「年老いた両親が、優待品が届くと喜んでくれるので」です。
大丈夫。経済合理性で言えばNISAではインデックス投資、次点で配当金目的投資が正解なのは分かってる。私も馬鹿じゃない。
さらに経済合理性で言えば「インデックス投資とか配当金目的投資で得た利益でその優待品に匹敵するものを買えばいいじゃん?」でしょ。分かってる。
でもこの疑問を持つ人に聞きたいんだけど「インデックス投資や配当金目的投資で儲けたお金で優待品に匹敵するものを買ったこと、無いでしょ?」。だって「優待品に匹敵するものを購入する」よりも「儲けたお金でさらにインデックス投資、配当金目的投資をする方が経済合理的に正解」だから。
私が株に手を出した目的は「働きたくないから」であり、一応目的は達成できているので「もう少しお金を貯めたい」という気持ちは当然あるものの「真っ先に優先させたい究極の目的」では無くなった。
そしてお金ってそもそも「幸福を増やす」か「不幸を減らす」ためのアイテムだと考えれば、優待目的投資は「まあまあ両親喜んでくれるな(幸福を増やす)」であり、そんなに間違って無い投資法なのよ。少なくとも今の私にとっては。
逆に言えば、両親が亡くなったらまた経済合理性を追求し始めるかもしれない。ちなみにNISAの積み立て枠では普通にインデックス投資今もやるつもりだし。
だからみんな、株式投資で経済合理性を追求するのはいいんだけど、経済合理性を追求する目的/ゴール(私の場合は「働きたくない」)を設定しておかないと、いつまでもお金を増やすことそのものが目的になってしまって、死ぬ時が一番お金持ちになるよ。
以前のNISAに関する記事118.正直NISAどういう戦略でいくか未だに悩んでるでちらっと紹介した本DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールも確か「死ぬときに一番お金持ちって、おかしくない?」って批判する内容の本だった気がする。正直内容全然覚えてないけど。
なんとなくだけど、日本人が死ぬときに一番お金持ちなのは、日本人が頭良すぎて、経済合理性を追求しすぎた結果な気がする。もっと馬鹿になって不合理に幸福でも増やしときなよ。