カブハル

難しい技術を使うほど株で儲かるというわけではない。

牛

55.難しさに意味はない

株の初心者で勘違いしがちなことは「株は難しい投資手法をする奴の方が偉い」という間違いだ。

「株は難しい投資手法をする奴の方が偉い」は誤りであり「株は儲かってる奴の方が偉い」が正しいのでそこは勘違いしないでほしい。

例えば「難しい手法」で100万円儲かる方法と「普通の手法」で100万円儲かる方法なら「普通の手法」で100万円儲かる方法の方が良い方法だということだ。不必要に難しい投資手法を取る必要はない。

株の初心者が「難しい投資手法をする奴の方が偉い」と勘違いしてしまう理由は「難しい投資手法の方が儲かりそう」と暗に思ってしまうからだ。残念ながら「投資手法の難しさ」と「儲かる金額」は比例しない。

特に「よりマニアックな投資手法」「より高難度な投資手法」を追求するのは危険な兆候だ。私たちが求めるべきは「より簡単に、より大きく儲かる手法」だ。私たちは「他人が知らない投資手法を知って優越感に浸るため」に株をやっているのではなく「儲かるため」に株をやっているのだ。「自分の頭の良さを証明するため」に株をやっているのではなく「儲かるため」に株をやっているのだ。

何度も言うけど「マニアックさ」と「儲かる金額」は比例しないし、「難しさ」と「儲かる金額」は比例しない。

特にファンダメンタルズ分析投資の場合、高難度な投資手法は必要ない。ファンダメンタルズ分析で儲かる方法は一言で言うなら「業績の良い企業の株を買ってずっと持っていれば儲かるよ」という投資手法だ。

そして「業績の良い企業かどうか」の判断の仕方は、私の今までの記事にも書いてるし、本屋で売っているファンダメンタルズ分析の投資本にいくらでも載っている。

すなわち「EPSが右肩上がりなら業績良いよね(参考:8.ファンダメンタルズ分析の基本。EPSを見ろ。)」という話だし、より詳しく財務諸表の見方とか知りたいなら本屋でいくらでも売っているという話だ。マニアックな知識は必要ないし、高難度な知識も必要ないのだ。

次回、56.狙っていた株が急騰して乗り遅れたら買う?買わない?