カブハル

PERとは。

牛

21.PER(株価収益率)とは

PERとは、その企業の「お金を稼ぐ力」から割安性を見た指標です。数字が小さければ小さいほど、その銘柄は割安とされています。おおよそ、15倍以下で割安とされています。

PER

理論的には、PER15倍の企業の場合、もしその企業の「お金を稼ぐ力」がこの先ずっと同じであれば、15年間その株を持ち続ければ、株価が二倍(投資元本を回収)になることになります。PER10倍の場合は、10年間その株を持ち続ければ株価が二倍になることになります。

ただし、現実的にはその企業の「お金を稼ぐ力」がずっと同じという事はありえません。好調な時もあれば不調な時もあるでしょう。つまり、企業の「お金を稼ぐ力」は常に揺らいでいます。つまり、PERはある程度の割高、割安の目安にはなるのですが、投資の絶対的な根拠となるものではないのです。

異常にPERが割安な銘柄は、ほとんどの場合において割安で放置される理由(「上場廃止になる」「今期だけ特別にお金を稼ぐ力が高いだけで、次の時期からお金を稼ぐ力が極端になくなる」など)があります。

ただし、稀に割安に放置される正当な理由がないにもかかわらず、割安に放置されてしまっている優良銘柄が存在する場合があるので、その場合はチャンスです。

次回、22.PBR(株価純資産倍率)とは