138.楽しみを先延ばしにするほど資産は貯まるが、人間は明日死ぬかもしれない問題
株式投資をしている人は理解していると思うけど「お金を使って人生を楽しむ」という行為を先延ばしにすればするほど、お金が貯まる。なぜなら株式投資の考え方は基本的には「複利」だからだ。複利を続けることで指数関数的に資産が増える。
しかし、ここにひとつ問題がある。人間の寿命は有限だということだ。例え健康な人間であったとしても、明日突然交通事故で死ぬかもしれないし、明日突然大地震が発生して死ぬかもしれない。
だから私個人は、どちらかというと「未来に楽しみを取っておく派」ではあるけれど「我慢なんかせずに今を楽しむ派」の人も、とても理解できる。
今の私は「我慢なんかせずに今を楽しむ派」の生き方も取り入れた生き方をしている。例えば、せっかくの人生なのでやってみたかった「起業」にチャレンジしてみて良かったと思ってるし、他の趣味で続けていることもあるし、親が冥途のみやげを作る年齢に入ったので「生きてるうちにここ行きたい」という旅行につきあって一緒に行ったりしている。
当サイトは株式投資の解説サイトなので、これを読んでいるあなたは株式投資でお金を増やそうと考えていると思う。ということは「お金を使って人生を楽しむ」という行為を先延ばしする大事さを理解していると思うけど、それと同時に「人間は明日死ぬかもしれない問題」についても考えておいた方がいい。
資産がどれくらい貯まったら人生を楽しみ始めるか具体的に考えておいた方がいいし、人によっては株式投資なんかせずに今すぐ人生を楽しんだ方が正解の場合さえあるだろう。
正直、株式投資はとても楽しい。私もとても楽しい。趣味で株式投資をする人の気持ちがとても良く分かる。老人になっても「お金を使って人生を楽しむ」という行為を先延ばしにして株を続ければ、おそらくますますお金持ちになれる。そしてきっと死ぬときに一番お金持ちになれるだろう。でもそれはもったいなくない?せっかくの人生だし、せっかくこの世界に生まれたので、株式投資以外のことも楽しめそうなことは生きているうちに楽しんだ方がいい。