カブハル

こんな典型的な失敗行動を行う人には怒りすら感じる。

牛

41.株で大損する人の典型的な行動

こんにちは。昔、私がまだ株式投資を始めたばかりの頃、私は「株 失敗」「株 大損」「株 退場」「株 爆損」などの検索キーワードで株式投資を失敗した人についてメチャクチャ調べていました。なぜなら、やっぱり株式投資を始めたばかりの頃は「株式投資」という事自体がなかなか恐くて「失敗したらどうなるんだろう」とビクビクしていたからです。

私が株を始めたばかりの頃は仮想通貨はもちろんFXすらメジャーな投資法ではなかったため、こういう検索キーワードで検索すれば株式投資で失敗した人の典型的な行動に関する情報が簡単に見つかっていました。しかし現在、仮想通貨やFXもメジャーな投資法となったため、株式投資で失敗する人の典型的な行動例を載せているサイトが検索で見つかりにくくなってきています。というわけで、今回の記事では株式投資で失敗する人の典型的な行動例というものを書こうかと思います。なお、これは「避けることができなかった高難度な失敗例」などではなく「そんなもん、誰が見ても失敗するに決まってるやろ」っていう奴です。しかし、失敗する人は皆、この「そんなもん、誰が見ても失敗するに決まってるやろ」ってやつで失敗するのです。謎です。

株式投資で失敗する人の典型的な行動

これを読んでいる皆さんは「いくらなんでもその情報は初歩的すぎる」と思うでしょう。そうなんです。こんな典型的な失敗を回避するのは初歩中の初歩なんです。だってこんな情報、そもそも株式投資の知識が無い人すら「それは危ないな」って分かるような話じゃないですか。しかし、本当に一定数この初歩的な失敗をして大損する人が存在するのです。

もしかしたらいつの日か皆さんの身近にも、このような教科書通りの失敗の行動を行う人が現れるかもしれません。あなたは爆笑しながら思うでしょう。「まさか、私の身近にマジで失敗する人の教科書通りの行動をする人が現れるとは……。仕方がない。『そのやり方は危ないよ』と忠告して止めさせるか」。

実は、この「失敗する教科書通りの行動を行う人」は、その行動を行っている時点で既に冷静な判断ができない状態になっています。当たり前ですね。誰がどう見ても「そのやり方ヤバいだろ」っていうのを平然と行っているくらいですから。どれくらい冷静な判断ができない状態かと言うと、あなたの忠告を絶対に聞き入れないくらいに冷静ではないです。その人は絶対にあなたの忠告を聞き入れません。あなたがマジ切れしたとしても、あなたの忠告を聞き入れません。

なので、上記の「教科書通りの失敗の行動を行う人」は、その行動をとっている時点でもう助けられない人です。もう大損する人です。「お前はもう死んでいる」のです。

私も昔色々なサイトで株式投資で大損した人の情報を見たのですが、実は失敗する人に対して、ちゃんと周りの人が「その投資は危ない」って忠告しているんですよね。でも失敗する人は誰もその忠告を聞き入れないんです。「忠告を聞いて冷静になって、その投資をやめた」っていう情報を一度も見たことが無いです。

実は私の身近にも、この「失敗する教科書通りの行動を行う人」が現れて、私はマジ切れして説教したのですが、全然聞き入れてくれなくて、結局その人は大損しました。

というわけで、そういう典型的な失敗の行動を行う人を身近に見て感じた情報をあと2つ追加します。

株式投資で失敗する人の典型的な行動

24.常に撤退戦を想定しろは、そういう経験をふまえて書いた記事です。

だから本当に何度でも言うけど「集中投資」をするなら「信用取引」をしないでください。逆に「信用取引」をするなら「集中投資」をしないでください。どれくらいのリスクを取るべきか、バランスを常に考えてください。確かに29.充分なリスクを取ることでリスクを取る大切さの話をしました。十分なリスクを取らないとお金持ちにはなりません。ただし、一度でも失敗したら死ぬ投資はリスクの取り過ぎです。バランスを考えてください。35.株初心者は攻撃が足りない。株中級者は防御が足りない。で「資産が増えたらちゃんと防御してね」っていう話をしました。40.「相場サイクルの終わり」と「稲妻が輝く瞬間」でも「守りながら攻める構え」という話をしました。常にバランスを考えてください。資産が少ない人の不利な点はバランスを取りにくいことです。資産が多い人の有利な点はバランスを取りやすいことです。資産が増えたらちゃんと有利なことを利用してください。バランスを取ってください。

というわけで昔は「株式投資はちゃんとリスクとリターンのバランスを保てば、そこそこ儲けられるから、皆もやればいいのに」と万人に勧める派でしたが、今では正直「株式投資は、一定数冷静な判断を行えなくなる人が現れるので、万人に勧められるものではないな」と思っています。

次回、42.日本で『債権』があまり防御資産として機能しない理由