カブハル

適当に損切りする。

牛

61.損切りは雰囲気

今日は損切りの話をしよう。

私が投資初心者の時に困ったのは「損切りするときって、例えば『買値から10%下がったら損切りする』みたいに明確に数字を事前に決めておいた方が良いんだろうか?」ということだ。

というわけで私の場合の話をしたい。

私は投資初心者の頃は正しい損切りの仕方が分からず、雰囲気で損切りしていた。そして現在でも私は損切りするときは雰囲気で損切りしている。そして今まで雰囲気で損切りしてきたことについて、ひとつも後悔したことがない。

だから、損切りは雰囲気でしていいんだと思う。

雰囲気とは言い換えるなら「なんかヤバそうだし、そろそろ損切りしておくか―」となんとなく思った時である。

そして全ての銘柄で損切りする幅は一律では無くバラバラである。

「この銘柄試しで買ってみたけど、下がったかー」とすぐに損切りする場合もあれば、「いや、この銘柄は良い銘柄なんや。業績も最高やんけ。そんな簡単に損切りすると思うなよ」という風になかなか切らない場合もある。

なので皆さんも雰囲気で損切りしていいんだと思う。

損切りについてもう少し話そう。

「損切り貧乏」という言葉がある。これは、少しでも損になるとすぐに損切りしてしまうため、なかなか株を持ち続けることができず、全然株で儲からない状態のことだ。

なので「損を限定するための技術としての損切り」だけど、むやみやたらと損切りすればよいというものではない。良い塩梅(あんばい)というものがあるのだよ。「良い塩梅ってどのへんやねん?」っていうのは皆さんも経験で身に着けてほしい。

あと別に損切りした株はその後買ってはいけない、なんてことは無いよ。普通に買っていいからね?私も損切りした後にまた買うことはあるし。

「私が株を買うと全部すぐ含み損になるんだけど?」大丈夫。それが普通や。買った後微妙な含み損のまま株価がしばらくグズグズしてるやろ?そのグズグズを耐えろ。ずっと持っとけ。大丈夫、少しずつだけど、株価上がってくるから。

次回、62.信用取引は勧めない